「地域ねこ」がよくわかるガイドツアー
8)始めてみましょう!地域猫(2猫の調査)



■猫マップの作成

猫の居る場所、糞が多い場所、繁殖場所、餌場などを調べてみましょう。昼間はなかなか猫を見つける事が出来ません。比較的、餌をもらう時間帯の朝方、夕方〜夜中にかけて猫は現れるでしょう。それを地図にまとめてみましょう。地図でなくとも、メモでも結構です。猫自体を探すのも必要ですが、それ以上に近所の聞き込みも有力な情報が得られます。


■猫の様子

各々の箇所の猫の様子はどうでしょうか?頭数、性別、年齢、不妊去勢済みかどうか?
猫の毛色でも性別を判断出来ます。三毛猫はメスしか居ません。ごく稀にオスが居ますが、本当に稀です。三毛猫は白、黒、茶の三色模様ですが、柄がはっきりしていなくても、サビ猫と呼ばれるような三色がごちゃごちゃに混ざった柄も三毛猫(=メス)
です。茶トラと言って明るい茶色がしま模様になっている猫は、比較的オスが多いようです(必ずしもオスではありません)。
不妊去勢済みかどうかは、猫の耳を見るとわかる場合があります。最近では野良猫の不妊去勢手術を終えた印に耳カットを施してあります。これがあれば、手術済みです。しかし、喧嘩で耳が避ける傷がある場合、手術の際に耳カットを施さなかった場合もあるので注意してください。

三毛猫(メスが殆ど)
サビ猫(メスが殆ど)
茶トラ(オスが多い)
耳カット
(不妊去勢済の印)


■餌やりさん

餌を与えている方は、通称「餌やリさん」と呼ばれています。実は、餌やりさんこそ、猫の情報の宝庫なのです。一般の人は黒猫の区別がつきませんが、餌を毎日与えている餌やりさんは、黒猫が複数いても区別がつく位です。餌やリさんを排除しては、まず猫の捕獲(=不妊去勢手術)は出来ないでしょう。


始めてみましょう地域猫
(1話し合い)

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始めてみましょう地域猫
(3猫トイレ設置)


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