10)始めてみましょう!地域猫(4不妊去勢手術) |
猫をこれ以上増やさないこと、それは猫に不妊去勢手術を施す事です。 一般的に、メスは生後半年から、オスは生後8ヶ月位から手術が出来ます。獣医さんによって方針が異なりますので、良く相談してください。野良猫はすばしっこくて捕まらない?その通り、どんなに慣れている猫でも捕獲時には何かを察して警戒する場合があります。しかし、トラップゲージ(=捕獲器)という物があります。ねずみとりの大きなものを想像してください。中に餌をしかけて捕まえます。 ■ 捕獲 → 手術 → リリースの流れ 1)餌付け 飼主のいない猫、いわゆる野良猫を捕まえると言う事は容易い事ではありません。まず捕まえるには、ある程度慣らさないといけません。決まった時間に餌付けをする事で、その時間に猫はやってきます。その時を狙って捕獲しましょう。その為には餌付け(=餌やリ)は必要です。他で餌を貰っている箇所があれば、そちらで捕獲した方が良いかもしれません。餌を与えてる方の協力を得ましょう。生き物ですから、餌付けの時に体調も良いかチェックしておくと良いでしょう。 2)動物病院の予約 猫が餌場に出て来るようになったら、動物病院に不妊去勢手術の予約をします。動物病院も野良猫は捕まらない事はわかっていますから、その日に捕獲出来ない場合は、迷惑にならないよう病院にキャンセルの旨を連絡しましょう。予約の際に、動物病院によっては、手術の持ち込み方や、術後のケア(自宅で数日置いてから放す場合もあれば、退院まで入院という場合もあります)などが異なりますので確認しておきましょう。 3)猫の捕獲 キャリーケースなどで捕まえられる猫は、そのまま捕まりますが、どんなに慣れている猫でも何かを察知するものです。トラップゲージと呼ばれる捕獲器があります。当会では都内近郊の方でしたら無料貸出もしております(身分証明書による本人確認必須)。動物病院で貸し出していただけるケースもあります。これは、ねずみとりの大きなものだと思ってください。中に餌をしかけて捕まえるものです。猫は、母体の負担が大きいですが、臨月でも不妊手術が出来ます。緊急の場合は、餌付けで長く慣らす間に生まれてしまうので、ある程度、猫が餌場に出て来るようになったら捕まえて手術する場合もあります。 トラップゲージ(=捕獲器) 4)不妊手術実施 トラップゲージで捕まえましたら、そのまま動物病院へ持込みましょう。動物病院によっては、他のゲージに移し替えて持込むように指示される場合があります。暴れて猫も人も怪我をする場合があります。なかなか難しいので、病院へ相談した方が無難でしょう。手術を終えた印をつけてもらうと良いでしょう。現在は、「耳カット」と言って猫の耳の先端付近を少しカットします。手術の麻酔が覚めないうちに行うので、カット時は痛みも無いでしょう。 耳カット 5)リリース 不妊去勢手術を終え、退院したら元にいた場所にリリース(戻す)しましょう。他の場所で放すと、遺棄犯罪になる恐れがあります。術後は温かく見守ってやりましょう。 ■ 不妊去勢手術を行うメリット ・ 猫が増えません。 ・ マーキングの臭いにおいや、さかりの鳴き声が無くなります。 ・ 猫にとっても、さかりや出産のストレスはなくなります。また、喧嘩も減るので、傷口から感染してしまう猫エイズなどの感染症を防ぎます。(猫エイズは人間にはうつりません) |
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