「地域ねこ」がよくわかるガイドツアー
3)間違いやすい解決方法


野良猫問題を解決する方法として、よく聞く方法はこちらです。
これって本当に効果があるのでしょうか?

方法1 野良猫を捕まえてどこかに捨ててくる

猫を捨てたり、どこかに置き去りにしても動物愛護法の「捨て猫犯罪」になります。また、「自分の所が良ければそれで良い」という考えでは、他の地域の迷惑になります。また猫がどこかから来た時は、犯罪をし続けることになります。よって、猫を捨ててはいけません。

方法2 行政に電話して駆除をお願いする
現在日本では、狂犬病の感染を防ぐため、野良犬は行政が駆除して良い事になっています。しかし、飼い主のいない猫は迷惑や苦情を理由に引取りして良いという法的根拠がありません。ですので、行政は猫を引き取ってくれません。

方法3 毒をまいて死なせてしまう

猫を殺したり傷つける事は、動物愛護法により罰金刑または懲役刑になります。

方法4 餌をやらなければ自然淘汰する

猫の繁殖力は、むしろ生命に危機を感じた時の方が、子孫を残そうとして繁殖能力が高くなります。餌をやらない事と、繁殖能力については、殆ど関係ありません。餌をやらないとゴミあさりをしたり、他の問題に発展します。猫は野生ではなく人間がつくり出した家畜なので、人の住む所で生き続けます。人間がコントロールする必要と責任があります。

方法5 猫のおしっこが臭いので、忌避剤や猫よけを使ってみる

オスのマーキングの臭い匂いは去勢手術で殆ど軽減されます。忌避剤や猫よけだけでは、根本解決になりません。



このように野良猫問題を解決するには、

猫に関する「法律」「猫の習性」を正しく知らなければなりません。


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